お呼ばれ結婚式にやむを得ず遅刻、途中退席・・お詫びのマナーは？

大切な結婚式に遅刻は避けたいものですが、天候や公共交通機関の急なトラブルなどでやむを得ず遅れてしまう場合はどうしたらいいのでしょうか？また結婚式を途中で抜けることになった場合は許されるのでしょうか？お呼ばれした結婚式にやむを得ず遅刻、途中退席となったときのマナーをご紹介します。

結婚式に遅刻する場合のマナー

基本的に結婚式は遅刻をしないようにするのがマナーです。

普段と違う慣れない格好もするので、時間には余裕をもって行動しましょう。

しかし余裕を持っても、天候や公共交通機関のトラブルでやむを得ず遅れてしまうときもありますよね。

そのようなときはどうしたらいいのでしょうか？

まずは遅刻することがわかった時点で早急に連絡をしましょう。

『私が遅れても時間になったらとりあえず始まるでしょ…。』とのん気に考えて、連絡をしないと到着を待って式の進行が遅れてしまう可能性もあります。

新郎新婦にもゲストにも迷惑をかけてしまうことになるので連絡は必須です。

連絡は新郎新婦ではなく結婚式会場にするのがマナーです。

当日、新郎新婦は慌ただしく準備をしており、携帯電話を見ていない可能性もあります。

もし気づいたとしても遅刻の人の対応をする余裕はありません。

始まる前であれば、友人に伝えても構いませんが、結婚式中はやめましょう。

新郎新婦同様気がつかないこともありますし、電話に出てもらうには席を外して対応してもらうことになるので迷惑になります。

そのため式場に遅刻しそうなことを伝えるのが一番なのです。

新郎新婦の名前と自分の名前、何時ころ到着できそうかを伝えます。

その際に着いたらどうしたらいいかを聞いておくと安心です。

到着したらまず式場のスタッフに声をかけましょう。

挙式の場合はとても静かな雰囲気で行われるので、途中入室ができない場合もあります。

披露宴でも、来賓の方が挨拶をしていたりするときに、勝手に入るのは目立ちますし、失礼になります。

また、照明を暗くして演出が行われている最中にドアを勝手に開けて外の光が入ってしまったら、せっかく新郎新婦が考えた演出が台無しですよね。

必ず式場のスタッフに指示を仰ぎましょう。

会場に入ったあとも、自分の席がど真ん中でまっすぐ歩いた方が近かったとしても堂々と歩いていくのは失礼です。

高砂の前を堂々と横切る…なんていうのはもちろんマナー違反です。

なるべく端を通り目立たないようにしましょう。

席に着いたら、同じテーブルの人にも一言お詫びの言葉を伝えましょう。

遅刻した場合、ご祝儀はどうしたらいいのでしょうか？

開宴すると受付は終わってしまうことが多いため渡すタイミングがわかりませんよね。

ちなみに遅刻したからといってご祝儀がいらないわけではありません。

元々仕事などで遅刻することがわかっている場合は、現金書留で先に新郎新婦へ送るのがマナーです。

本来なら受付で「芳名帳」に名前を記載してご祝儀は渡すものです。

芳名帳への記載はどうしたらいいか式場のスタッフに確認しましょう。

そしてご祝儀は式が終わってから事情を話し、ご両親にお渡ししましょう。

結婚式中に渡すのは絶対やめましょう。

ご両親はゲストへの挨拶廻りがあるため慌ただしく、何より式中に謝られるのは披露宴の雰囲気も壊してしまう可能性があり、あまり気分がいいものではありません。

また結婚式当日に新郎新婦本人に渡すのもNGです！

どうしてもタイミングがつかめず、当日お渡しできなかったときは、後日新郎新婦に会って渡したり、現金書留で送っても大丈夫です。

直接渡せない場合は、お詫びの手紙を添えましょう。

結婚式を途中退席する場合のマナー

結婚式に招待されたけど、諸事情で最後までいられない…なんてときはどうしたらいいのでしょうか？

そもそも結婚式を途中退席するというのは失礼にあたります。

しかし仕事などの理由でやむを得ず途中退席しなければいけないということもあるかもしれません。

やむを得ないときは、マナーをしっかり守れば途中退席でも、忙しい中時間を割いてお祝いに駆けつけてくれたという気持ちがちゃんと新郎新婦に伝わりますよ。

しかし、基本的に挙式の途中に退席しなければいけない場合や、参加できる時間が30分以下などあまりにも失礼な場合は残念ですが欠席しましょう。

まず事前に途中退席がわかっているときは、出欠の返事を出す前に新郎新婦に相談しましょう。

『最後までいられないなら来ないで！』なんてことは言われないと思います。

ただ新郎新婦も途中で抜けやすいように配慮してくれたり、引き出物を渡すタイミングなどを式場の人に伝えておく必要があります。

事前に途中退席のことを伝え、招待状にも『〇時頃退席いたします。』と添えておくといいでしょう。

当日はタイミングがあれば、ご両親にも途中で退出することをお詫びします。

ご祝儀は途中退席でも最後まで出席したときと同じように包むのがマナーです。

もしも仕事のトラブルなどで急に当日途中で抜ける場合は、新郎新婦は演出中で伝えられないという場合もあります。

そんなときはまず結婚式場のスタッフに事情を話しましょう。

その後同じテーブルの人たちへも簡単に事情を話し、退出しましょう。

結婚式に遅刻、途中退席をする場合は後日お詫びを！

結婚式の遅刻や途中退席は伝える相手とタイミングが重要です。

結婚式に遅刻するときも、途中退席をするときも、必ず後日お詫びの連絡をしましょう。

できれば直接会うのが丁寧ですが、電話でもいいでしょう。

また、自分の都合で当日遅刻したときや、急に途中退席することになった場合は、新郎新婦へお詫びの品をお贈りした方がいいかもしれませんね。

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