会社関係の葬儀。取引先や従業員の場合どこまで参列すべきか詳しく解説します。

急に会社関係の訃報があったといわれても、葬儀にどこまで参列していいのか迷いませんか？取引先の葬儀となると失礼があっては今後に響きますよね。また同じ会社とはいえ全く面識のない従業員の葬儀も参列すべきなのでしょうか。さらに従業員の家族などの訃報の場合はどうしたらよいのでしょうか？失礼にあたらないように葬儀の参列の基準を一緒に確認していきましょう。

通夜と告別式の違いは？

葬儀といっても大きくわけると「通夜」と「告別式」があります。

地域によっても少々違いがあるようですが一般的には、通夜は告別式の前夜に、遺族や親しい人たちと行われる葬儀のことです。

故人と最期の夜を過ごします。

一般的には18～19時ころから行われ、2時間ほどで終了します。

その後一晩近親者が線香を絶やさないよう灯し続けます。

告別式はご遺族だけではなく、故人と関わりのあった人が参列し、すべての人が焼香や献花を行います。

通夜は仕事などの関係で多少遅刻しても急いで駆けつけてくれたということで基本的には参列できますが、出棺前の最後の儀式なので遅刻や途中退席は厳禁です。

最近では一般の弔問者が通夜だけ参列することが増えてきています。

取引先の葬儀の場合はどこまで参列する？

取引先の葬儀の場合は、まずは会社と相談しましょう。

自分がその会社の担当で、とても親しい間柄だったとしても、会社との関係性を無視するわけにはいきません。

代表者の名前で香典や弔電・供花などを手配する可能性もあります。

また葬儀に関しても、担当者ではなく、代表者や上司が参列する場合もあります。

特別親しい関係でどうしても参列したい場合や、個人的に香典を用意したいときも会社に相談してからにしましょう。

まずは会社の指示に従うのが基本です。

取引先の親族の訃報なども同様に会社に相談しましょう。

従業員の葬儀の場合はどこまで参列する？

従業員の場合は、本人・両親・配偶者・子どもの場合は、通夜または告別式のどちらかにできる限り参列した方がいいでしょう。

これは、上司でも同僚でも部下でも同じ基準です。

特に親しい関係だった場合は、通夜も告別式も参列しても構いません。

どうしても都合がつかない場合は、参列する人に香典を預ける、またはあとから本人に香典を手渡し、弔電・供花を送るなどして弔意を伝えるようにしましょう。

全く関わりがなく知らない従業員の場合は、参列しなくても大丈夫です。

ただし、部署として弔電や供花を手配するなんてこともあるかもしれませんので、会社に確認しましょう。

会社関係の香典の金額はどうしたらいい？

会社関係に参列する場合の香典の金額も気になりますよね。

会社関係の場合の香典の金額は、一般的には以下のとおりになっています。

・取引先の場合

会社の規則にそって決めましょう。

一般的には1～3万円程度が相場のようですが、取引先といっても関係性によって金額が前後する場合があります。

とくにはっきりとした決まりがない場合は、過去に参列した記録などがあれば、そちらを参考に金額を決めましょう。

・従業員の場合

こちらも会社の規則や風習にそって決めましょう。

役職などで金額を決めて集めて、会社として香典をまとめて渡す場合もあります。

個人で出す場合は、上司・同僚・部下、その家族の場合で金額は多少変化しますが、一般的には5千円が相場のようです。

付き合いが深い場合は1万円と考えましょう。

それ以上になると、逆にご遺族に気を遣わせてしまう可能性もあります。

また、上司や同僚など直接関わりのある従業員の香典の場合、3千円の香典で許されるのは20代までと言われています。

同僚や部下の家族であれば、3千円でも失礼にはあたりませんが、香典返しは辞退した方がいいでしょう。

また「4」・「9」のつく金額は「死」・「苦」を連想させるためやめましょう。

基本ですが、新札はNGです！

綺麗なお札は、用意していた、死を待っていたと思われてしまいます。

新札しかない場合は一度半分に折り、折り目をつけましょう。

会社関係の葬儀は、周りと相談しながら参列しよう！

会社関係の葬儀の参列に関してはある程度規則などで決まっている場合が多いです。

取引先に失礼があっては今後に響きますし、上司や先輩と相談しましょう。

従業員の場合も、同僚などと香典の金額に大きな差があるのは後々気まずいかもしれないので、迷ったら聞いてみるといいでしょう。

また最近では家族葬も増えています。

家族葬は、親しかった人だけで故人と最期のときを過ごしたいという思いが込められているので、無理に弔問すると失礼にあたります。

家族葬の場合は、供物なども辞退している場合多いのでしっかり確認しましょう。

厚意で行ったことがかえって相手の負担になる場合もあるので、ご遺族の意向を無視しないようにしましょう。

参列する場合は、服装やマナーなどにも注意しましょうね。

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