結婚式の受付を頼まれたら…。受付の心得と服装などのマナーを解説します!
親しい友人から結婚式の受付をしてほしいと頼まれることがあります。受付はゲストが最初に訪れる大切な場所であり、両家を代表している立場です。ご祝儀を預かるという重要な役割もあるため、マナーをしっかり守り受付に立ちたいところです。今回は結婚式の受付を依頼されたときのマナーや当日の流れなどをご紹介します。
結婚式の受付では何をするの?
結婚式の受付は両家の顔です。
親族の立場から挨拶をし、ゲストに芳名帳へ名前を記入してもらい、ご祝儀を受け取ります。
その後ゲストに席次表や席札を渡し、会場にご案内をします。
受付はお金を管理するため、失礼な対応や言葉遣いはご法度です。
新郎新婦から受付をお願いされたときは、信頼されているということなので、喜んで引き受けることがいいのですが、どうしても受付を担当する自信がなく、お断りする場合は早めに新郎新婦へ伝えましょう。
結婚式の受付をするときの事前準備
まずは受付をお願いされたら、受付の集合時間を確認しておきましょう。
通常のゲストより1時間程度早く到着するのが一般的です。
当日でも構いませんが、新郎新婦は準備で忙しいので事前に以下のことも確認しておくといいでしょう。
・一緒に受付する人の確認
受付は新郎側から1名、新婦側から1名というのが多いので、一緒に受付をする人を確認しておきましょう。
・ご祝儀の保管場所・渡す人
大事なお金を保管する場所や渡す人は必ず確認しておきましょう。
当日も『担当の人がいなかったから他の人に金庫を渡してしまった。』なんてことのないようにしましょう。
・受付でお車代を渡す人がいるか
お車代を渡す人がいる場合、預かるタイミングと渡す人のリストを確認しましょう。
・新郎新婦や両家に取り次ぐ必要のあるゲストはいるか
車椅子で参加するゲストや特別な対応が必要なゲストがいるかどうか確認します。
・当日遅刻した人の対応
結婚式に遅れてきた人へはどのように対応するかも確認しておきましょう。
結婚式の受付の服装は?
受付は親族の立場でゲストをお迎えします。
そのため結婚式の受付の服装は、ゲストよりも親族に近い服装にする方が望ましいです。
しかし受付はゲストが最初に立ち寄る場所ですから、華やかな明るい印象がいいですね。
結婚式の服装の基本をチェックしていきましょう。
◇男性の場合
・スーツ
結婚式では新郎以外は、スーツの色は黒が基本です。
20代30代であれば、ダークカラー(ネイビー・チャコールグレーなど)でも失礼にはあたりませんが、ストライプの柄などは避けて、無地を選ぶ方がいいでしょう。
・ワイシャツ
色は白の無地にしましょう。
襟の形は着用するものにより異なります。
モーニングコート・テールコート・タキシードの場合は、ウイングカラーでダブルカフスのワイシャツを選びましょう。
ブラックスーツの場合は、レギュラーカラーまたはワイドカラーのワイシャツにしましょう。
・ネクタイ
ネクタイも着用するものにより異なります。
モーニングコートやブラックスーツは白黒のしま柄や白・シルバーのネクタイが基本です。
テールコートは白の蝶ネクタイ、タキシードは黒の蝶ネクタイが一般的な着方になります。
・靴・靴下
靴の選び方は、色は黒で内羽根式のものが基本です。
外羽根式はもともとブーツが起源なので、カジュアルなものなのでやめましょう。
つま先はストレートチップまたはプレーントゥにしましょう。
テールコート・タキシードのときは、エナメルのオペラパンプスが基本ですが、エナメルの内羽根式のストレートチップでもOK!
靴下は、すべて黒の無地をはきましょう。
少し長めのものを選びましょう。
くるぶしが見える短いものはNGです。
・ベストやポケットチーフは必要?
よりフォーマル感が出るので、ベストやポケットチーフは着用をおすすめします。
受付は両家の代表ですから、着用した方がいいかもしれませんね。
◇女性の場合
・服
白以外の会場の雰囲気に合うフォーマルなセミドレスやカクテルドレスなどの服装にしましょう。
親族であれば黒や紺・グレー・ベージュなど控えめな色が、友人であれば明るめなパステルカラーなどの色味を選ぶのがいいとされています。
受付はマナーを守りつつも明るい雰囲気になるよう華やかな色味を選びたいですね。
・靴
少しヒールにある、つま先やかかとが隠れるパンプスを履きましょう。
ビジューやリボンなどの飾りがついたもの、光沢感のあるエナメルはお祝いの席にぴったりです。
受付ではずっと立っていることが多いので、ヒールは高すぎない方がいいでしょう。
結婚式当日の流れ
集合時間にギリギリにならないよう余裕を持っていきましょう。
会場に到着したらまずは身だしなみのチェックをしましょう。
その後会場のスタッフに『〇〇家の受付担当の○○です。』と伝えます。
面会時間があれば新郎新婦や親族へ『本日はおめでとうございます。受付を担当する〇〇です。』と挨拶ができれば丁寧ですね。
挨拶が終わったら、受付はいろいろな場所を聞かれるので、お手洗い・クローク・喫煙スペース・授乳室などの場所を会場スタッフに確認しておきましょう。
自分以外の受付担当者に挨拶をし、会場担当者に芳名帳やご祝儀を置くお盆、筆記用具、金庫、お車代、ゲスト表、席次表など必要なものを預かり、受付担当で打ち合わせをし役割担当を決めます。
受付が始まったら、ご祝儀を渡されたら『ありがとうございます。お預かりします。』と受け取ります。
その後芳名帳への記載をお願いし、席次表を渡し待合室にご案内します。
受付で気をつけたいことは、久しぶりに再会するゲストに会ったときに受付そっちのけで盛り上がって長話をしないこと!
いろいろな人に見られていますよ。
また大金を預かるので、受付全員が離れることがないよう、席を外すときは気を配りましょう。
結婚式の受付を頼まれるのは信頼の証!
結婚式の受付はお金の管理もあり大事な役割です。
そんな大切な結婚式の受付をあなたに頼んだ新郎新婦は、あなたのことを信頼しているといって間違いないでしょう。
ぜひ友人の結婚式がすてきなものとなるよう受付を頼まれたときは快く引き受けましょう!
最後に受付で頭がいっぱいになり自分のご祝儀を忘れないように注意してくださいね。
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