近所の人が亡くなった時の葬儀に参列する時のマナー。香典や服装、挨拶はどうする？

近所の人が亡くなったときの葬儀のマナーや気をつけなければいけないことはあるのでしょうか？香典や服装などマナー違反では今後のご近所付き合いにも影響してしまうかもしれません。恥をかかないように近所の方から訃報があったときのマナーを確認しましょう！

近所の人が亡くなったときの葬儀のマナーは？

近所の人が亡くなったときには、付き合いの深さにもよりますが、通夜または告別式のどちらかに参加することが多いようです。

また、自宅葬の場合は何か協力できることがないか伺い、積極的に手伝いを引き受けるようにしましょう。

葬儀場でやる場合は、担当の人がいるので無理に手伝う必要はありません。

葬儀の際はご遺族が前方に座り、友人・知人、職場関係の方がその後ろに座ります。

近所の人の場合はなるべく後方に座る方がいいでしょう。

やむを得ず通夜も告別式も参列できない場合は、後日ご自宅に香典を持参し、お焼香させてもらいましょう。

参列できないときに、一般的には喪主宛に弔電を送ります。

しかし、近所の場合は近い場所に住んでいるのに、わざわざ弔電を送るのは違和感があり、あまりいい印象ではないため、後日ご挨拶に伺う方が丁寧です。

また供花は必ず送らなければいけないものではありません。

親しいお付き合いがあった方のみに送るという考えで大丈夫です。

近所の人が亡くなったときの香典の金額相場は？

近所の人が亡くなったときの香典の金額相場は3千円～5千円が一般的です。

かなり親しい場合は1万円包む人もいるようですが、基本的には5千円、ほとんど顔を合わせない人は3千円でいいでしょう。

香典を渡したのにかえってご遺族の負担になることは避けたいものです。

そのため、香典返しはだいたい2～3千円のものを用意していますので、香典を3千円にした場合は香典返しを辞退した方がいいでしょう。

葬儀に参列するときの服装の基本

近所の人の葬儀でも、基本的に服装のマナーは変わりません。

一般的に喪服を着用します。

喪服とは、葬儀や法事の際に着用する礼服の一種で、ブラックフォーマルとも呼ばれます。

正喪服・準喪服・略喪服に分けられます。

正喪服は、色は黒、無地で男性はスーツ、女性はワンピース・スーツ・アンサンブルがあり、ご遺族が着用します。

準喪服は、正喪服とほとんど同じですが、少し流行を取り入れてもよく、一般の弔問者が着用します。

略喪服は、急な通夜などで一般の弔問者が着用する、黒・濃紺などのダークカラーの地味な色の服装のことです。

・男性の服装

喪服が一番望ましいです。

しかしお通夜に職場からかけつけるのであれば、ダークカラーのビジネススーツであれば失礼にはあたりません。

基本的にお通夜は、「故人の訃報を聞いて慌てて駆けつけた。」というのが普通なため、逆にあまりにも準備が良いと、死を待っていたのかと思われて逆に失礼にあたるなんてことも…。

ただし、最近は亡くなってすぐではなく、お通夜まで数日あるときもあるのでその場合は喪服を準備しましょう。

ネクタイは黒を着用します。

お通夜のときには派手すぎなければ良いとされていますので、ビビットカラーの真っ赤なネクタイなどを避ければ大丈夫ですが、最近は100円均一でも黒のネクタイは手にはいります。

またタイピンははずしましょう。

靴も黒が望ましいとされています。

お通夜では急で用意できないこともありますので、ダークカラーであれば良いとされていますが、一般的には黒で内羽根式、光り物の金具がついていないストレートチップの靴が葬儀には向いています。

ついつい服に気をとられて忘れがちですが、靴下も黒またはダークカラーのものを選びましょう。

女性の服装

男性と同じく、告別式は喪服が望ましいですが、お通夜であれば服装は黒や紺のワンピースやスーツでも失礼にはあたりません。

女性の場合、髪型やアクセサリーにも気をつけましょう。

髪の毛は長い場合はできるだけまとめましょう。

お辞儀をしたときにバサバサと髪の毛が動くのはあまりよくありません。

アクセサリーは結婚指輪のみがいいでしょう。

つけるとしても、真珠のみ、また1連のネックレスやピアス・指輪などは1粒に限ります。

2連以上のネックレスなど、重なっているものは、「不幸を繰り返す、重なる」という意味になるため失礼にあたります。

靴はシンプルな黒のパンプスが望ましいです。

男性と同じく金具がついたものやリボンなどの飾りのついたもの、光沢のあるエナメル素材の靴は避けましょう。

ヒールも3～5センチくらいのものがいいでしょう。ピンヒールなどはNGです。

またつま先やかかとがあいているものは好ましくないため、サンダルはもちろんのこと、オープントゥやミュールもやめましょう。

ストッキングも黒を選びましょう。

同じ黒だからといっても、雪国を除きタイツはあまりよくありません。

男女ともに数珠を忘れずに持っていきましょう。

今後のご近所付き合いにも影響するのでマナーに気をつけて！

ご近所の方から訃報の連絡があったときには、今後のお付き合いにも影響するので、マナー違反では恥ずかしいですよね。

それぞれの地域のマナーもあるので正しく守り葬儀に参列しましょう！

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