タキシードを着る機会はどんなとき？失敗しない選び方は？

一度は着てみたいタキシード。でもなかなか着る機会をつかみづらいですよね。結婚式ならいつでも着てもいいのか、結婚式以外でも着る機会はあるのか…。また選び方や着方もスーツとは違うので迷ってしまいます。タキシードを着る機会や失敗しない選び方をご紹介します。

タキシードってなに？スーツとは違うの？

タキシードといっても、なんとなくわかりますが、着る機会も少ないですし、スーツとの違いをはっきり説明できる人は少ないのではないでしょうか。

タキシードはよく海外の有名人が着用しレッドカーペットを歩いていたり、パーティーで着用しているイメージで、日本人にはあまり馴染みがないようです。

タキシードはビジネスシーンではなく、主にお祝いのときに使われる準礼服です。

またタキシードは夜に着るものです。

夜の正礼服は燕尾服で、タキシードは略式の礼装なのです。

別名はディナージャケット・夜会服・スモーキングと呼ばれています。

スーツはさまざまな形や生地などで作られていますが、タキシードは形や生地、色や素材なども決まっています。

ジャケットとパンツの色は黒が基本です。

ジャケットの襟はピークドラペルかショールカラーと決まっています。

ピークドラペルは正装である燕尾服でも使われている形です。

そしてタキシードはオーダーメイドでジャストサイズを仕立てるのが基本なのでベルトを使用しないんです！

痩せてしまいゆるくなってしまったときは、サスペンダーを使用します。

サスペンダーの色も黒が基本です！

シャツは、胸にプリーツがあり、留めボタンの3～4つにスタッズボタンが取り付けられること、袖はダブルカフスになっていることと決まりがあります。

シャツの色は白で、コットンのブロード織を着用します。

またシャツの袖元にはカフスボタンかスタッズをつけるのが正しい着方です。

ボタンの素材はオニキスなどがおすすめ！

蝶ネクタイも黒が基本です。

またジャケットの中にカマーバンドやベストを着用します。

カマーバンドとは腹巻きのようなもので、ヒダを上向きにして着用します。

蝶ネクタイとカマーバンドは同じ素材のものを選ぶのが一般的です。

靴はエナメル素材のパンプス、またはプレーントゥの黒の革靴を着用します。

最後に胸ポケットにチーフも忘れずに！

色は白が一般的で素材はシルクかリネンです。

このようにスーツとは違いかなり決まりのあるのがタキシードなのです。

タキシードを着る機会は？

タキシードは夕方以降の結婚式の他に、パーティーやコンサートの鑑賞などでも着用する機会があります。

また、パーティーの案内状に「ブラックタイ」と記載があった場合、ネクタイを黒にしましょうという意味ではなく、『タキシードでお越しください。』という意味なのです。

「ブラックタイ」の指定があった場合、絶対にタキシード以外は着てはいけません。

タキシードの選び方は？

オーダーメイドで作るのが基本のタキシードですが、選び方にポイントはあるのでしょうか？

結婚式で新郎が着る場合は、ゴールドやシルバーなど華やかなお祝いにぴったりなカラーを選ぶことができます。

新郎の場合は黒以外のタキシードを着る唯一の機会といっても過言ではありません。

ぜひ黒以外に挑戦してみてください。

新婦のドレスの色と合わせるのもおすすめですよ。

結婚式のゲストとしてタキシードを着用する場合は、色は黒が基本です。

タキシードの選び方の一番のポイントは自分の体型にあったものを選ぶこと！

高身長の方は、実は羨ましいことに比較的何を合わせても似合います。

低身長の方が着にくいような少し着丈の長いデザインのものや、新郎としてタキシードを着る場合は、明るい色に挑戦するのもおすすめです。

低身長の方は、ジャケットがなるべくショート丈のものがいいでしょう。

背を高く見せたいために、大きめのサイズにするのは横に幅がでてしまい逆効果となるのでやめた方がいいでしょう。

やせ型の人はカマーバンドよりベストを着用するとボリュームが出ます。

ぽっちゃり体型の方は、体型を隠すために大きいサイズにするとだらしなくなり、かえって大きく見えてしまいます。

ジャストサイズのものを身につけましょう。

タキシードで格好よく決めよう！

タキシードを着こなす男性は素敵ですね。

着る機会が少ないのにオーダーメイドは…となかなか勇気が出ない人はレンタルもあるのでおすすめです。

最近はタキシードの着用の時間の制限やルールなども緩くなり、昼間に着用することもあるそう。

あまり堅苦しい場所でなければ、昼間は蝶ネクタイの色を変えたり、シャツの色をカラーに変えたりしてカジュアルダウンしておしゃれに着こなすのもありかもしれませんね。

一つ注意点は、タキシードは正装だからといって、葬儀に着てはいけません。

タキシードはお祝いの席など華やかな場面で着るものなのです。

そのため、通夜・告別式・法事などに着用しては絶対にいけません。

現代はグローバル化してきているので、海外事業があるような会社の場合はタキシードを1着もっていると活躍するかもしれません。

ぜひ着る機会があるときは、タキシードを着てみてくださいね。

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